【浦和】宇賀神、神ゴールでアジアの扉こじ開けた「自分でも素晴らしいと褒めてあげたい」

スポーツ報知
先制ゴールを決めた宇賀神を祝福するイレブン(カメラ・大好 敦)

◆天皇杯全日本サッカー選手権決勝 浦和1―0仙台(9日・埼玉スタジアム)

 アジアへの扉をこじ開けた。前半13分。ペナルティーアーク付近にこぼれたボールを宇賀神が右足ダイレクトで合わせた。ドライブ回転のかかったボールは日本代表GKシュミットの守るゴールを破るスーパーゴール。「自分でも素晴らしいと褒めてあげたい」。両手を耳にあてて歓声をしっかりと聞き取った。

 ピッチ外では、自身の出身地でもある埼玉・戸田市内の小学校にサッカーボールを寄贈。4月から幼稚園の巡回指導も始めた。11月にはフットサルコート「ウガジン・エスフォルソ・プレース」をオープンし、スクールも開設。地元から「宇賀神2世」輩出へ、力を注ぐ。

 5日の準決勝・鹿島戦(カシマ)では後半終了間際にあわや失点という場面でゴールをカバーし、“スーパーセーブ”。2戦連続でチームを救う大仕事をやってのけた。ACL出場権を土壇場で獲得。「今年1年間、ACLのないシーズンは非常に物足りなかった」。来季2年ぶりのアジア王者、J王座奪還を目指す。

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