【清水】白崎凌兵に鹿島がオファー…背番号「10」がまた流出危機

スポーツ報知
清水エスパルスの10番を2シーズン背負う白崎

 J1清水エスパルスのMF白崎凌兵(25)が鹿島から獲得オファーを受けていることが22日、分かった。複数の関係者が明らかにした。背番号10の流出となれば17年のFW大前元紀(現大宮=29)以来となる。

 エスパに激震だ。今季限りで契約満了となる白崎に対し、クラブはすでに延長オファーを提示済み。だが、複数のJクラブが獲得リストに挙げており、中でも鹿島は具体的な提示、交渉を進めているという。

 白崎は12年に山梨学院大付高から清水入り。富山への期限付き移籍から復帰した15年以降は主力に定着した。J2だった16年には35試合で8得点をマークしJ1昇格に貢献。翌17年から大前の10番を引き継いだ。今季は左股関節痛などで春先に出遅れたが、最終的に27試合で2得点。左MF、ボランチを兼任し攻撃時のチャンスメークだけでなくチームトップクラスの走行距離で泥臭く支えてきた。

 関係者によるとヤン・ヨンソン監督(58)も白崎を高く評価しており、強化部に対し、残留させるよう強く要望しているという。清水で10番が移籍すれば藤本淳吾、小林大悟、大前に続き4人目。鹿島入りが正式に決まれば、計り知れない痛手となりそうだ。

 ◆白崎 凌兵(しらさき・りょうへい)1993年5月18日、東京・調布市生まれ。25歳。山梨学院大付高から12年に清水入り。13年途中から14年まで富山に期限付き移籍した。15年に清水復帰。今季は27試合2得点。J1通算では79試合7得点。J2通算85試合13得点。181センチ、70キロ。右利き。

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