浦和DF宇賀神が地元の戸田市でサッカー大会&サッカー教室「勝負にこだわって」と熱血指導

スポーツ報知
サッカー教室でちびっ子とボールを追いかける浦和DF宇賀神友弥(左)

 J1浦和のDF宇賀神友弥(30)が24日、地元の埼玉・戸田市の彩湖・道満グリーンパーク陸上競技場でサッカー大会「UGAJIN CUP」を開催した。

 戸田市出身ただ一人のJリーガーとして、将来的に戸田市から自身に続くプロサッカー選手を輩出したいという思いで活動を開始。今回は2回目となった。戸田市内の少年団12チームによって熱戦が繰り広げられ、「レスト戸田FC」が優勝した。

 サッカー大会の後にはサッカー教室が行われた。インサイドキックの基本練習からミニゲームまで。「自分が真剣にやらなければ、子供たちに伝わらないですからね」。寒風の中、宇賀神は約200人の小学生に熱血指導した。

 最後のあいさつでは、期待するからこそ、しった激励した。「2日間(22日と24日)、朝早くからたくさんの方の協力があって大成功に終わりました。ありがとうございます。何より子供たちがいなければこの大会はできなかったですし、本当に良かったです。ただ、厳しい事を言うようですが、今のままではプロサッカー選手になるのは難しいのではないかなと思いました。まだまだ努力が必要です。プロ選手になりたいという思いをプレーで表現して下さい。元気に、ひたむきに、夢に向かってやって下さい。努力することは全員ができることだと思います。来年、僕も浦和レッズ10年目になります。皆さんに負けないような努力をしていきたいです。いつかピッチ上で再会しましょう」。

 宇賀神は大会後、日が暮れるまでちびっ子のサインや写真撮影に応じていた。22日と24日の2日間、朝から夕方まで接し、何を伝えたかったか。「自分自身、勝負にこだわってきたからプロサッカー選手になれた。だから、勝負にこだわって欲しいです。プロサッカー選手になる、ならない関係無く、人生を生き抜くうえで、勝負こだわるのは大事だと思います。戸田市の子供たちは(どんな分野でも)出来る、というふうになって欲しいですね」。たくましく、頑張ることの大切さを身をもって伝えていた。

 そんな宇賀神の2019年の目標は「一つでも多くのタイトルを取りたいです。ACLにも出場するので、また優勝を狙いたい」と言う。

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