【甲府】J1昇格へ最大の補強はウタカだ!…担当記者が来季を占う

スポーツ報知
今オフ最大の補強となったFWウタカ。2桁得点が期待される

 甲府にとって今オフ最大の補強は、やはりFWピーター・ウタカ(34)の獲得だろう。来季は降格救済金の1・3億円がなくなり、約15億円だった今季の予算から13億円程度になる見込みという。

 その中で2016年に19ゴールでJ1得点王に輝き、個の力で打開できるストライカーの存在は大きい。今季途中加入の徳島でも18試合6得点を記録。伊藤新監督も補強ポイントについて「やはりストライカー。2桁取れる選手が2~3人いれば助かる」と話していただけに、心強いだろう。

 184センチの長身ながら足元の技術もあるJ2通算89得点のFW佐藤洸一(32)も加入。ゲームメイクと同時に得点もできたMF小塚和季(24)らの退団は確かに痛いが、希望は持てる。もちろんJ2は一筋縄ではいかない。J1からは柏と長崎が降格。特に柏はJ1優勝経験もあるなど、力のあるクラブも多い。それでも逆境で力を発揮するのが甲府。来季の奮戦に期待だ。(2018年・ヴァンフォーレ甲府担当・三須 慶太)

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