【名古屋】元日本代表GK楢崎正剛が現役引退「最高のサッカー人生で後悔はありません」

スポーツ報知
永遠のライバル川口能活(右)の現役生活最後の試合に駆けつけた楢崎正剛

 元日本代表GKの楢崎正剛(42)が現役を引退することが分かった。8日、J1名古屋が公式サイトで発表した。

 名古屋退団が決定的となっていた楢崎の去就に注目が集まっていたが「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました」と引退発表となった。

 ともに代表で一時代を築いた元日本代表のGK川口能活(43)氏は、昨年12月2日のラストマッチで25年間の現役生活を締めくくったが、2019年を迎え、楢崎も現役生活に別れを告げた。

 W杯には4大会連続で出場。日本が初出場した1998年フランス大会、2002年日韓大会、06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会と4度選出され、日本では川口と並び2人だけの偉業を築いた。

 楢崎のコメントは以下の通り。

 新しい年になり、新シーズンへ向けてスタートを切ろうとするこの時期にこのような発表になったこと、最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできず終わってしまったことを、申し訳なく思います。

 横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません。

 2つの愛するクラブ、横浜フリューゲルスと名古屋グランパスで一緒にプレーした全ての選手、現場のスタッフ、クラブスタッフ、関係者の皆さん、また、長くプレーしてきた日本代表においてもともに闘った仲間やスタッフ、協会関係者の方々。いつも支援していただいたパートナー企業の皆さん。多くの皆さんのおかげでここまでプレーすることができました。その全ての方たちから刺激をもらい成長させてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして何より、新人だった頃から応援してくれたフリューゲルスサポーター、99年に移籍してきた不器用で若かった僕を受け入れ、信頼して、愛してくれた名古屋グランパスのサポーターの皆さんにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

 これからはプレーヤーとしてではなく、違った形でクラブや日本のサッカーの発展のために力を尽くせていけたらと思っています。

24年間多くのご声援をいただき本当にありがとうございました。

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