【金沢】今季のポジション争いを展望 柳下監督は激しい競争を予告

スポーツ報知
出陣式でサポーターとともに記念撮影する金沢の選手、スタッフら(ツエーゲン提供)

 J2ツエーゲン金沢の柳下正明監督(59)が“サバイバル&ハードキャンプ”を宣言した。18日は宮崎・都城市で1次キャンプ3日目を実施。柳下監督は「(指揮)3年目になり、選手の力関係は非常にコンパクトになっている」と例年以上に激しいメンバー争いになると予告した。ポジションごとの競争心をよりかき立て、チーム力の向上を狙う。また、今後はさらにトレーニングの強度を上げるという。

 柳下体制2年目の昨季は、中盤はダブルボランチに左右のトップ下を置く4―4―2が基本布陣だった。それを踏まえ、今季のポジション争いを展望。

 ▽GK 昨季は33試合でゴールマウスを守った白井裕人が正守護神最右翼。新加入の後藤雅明と新井栄聡が挑んでいく構図となりそうだ。

 ▽DF センターバックは昨季26試合出場の作田裕次と主将も務めた広井友信のベテラン勢が健在。昨季終盤にポジションをつかんだ2年目の山本義道、プロ1年目ながら昨季はJ3出場経験もある石尾峻雅が定位置争いを行う。サイドバックは左の沼田圭悟、左右できる毛利駿也が軸で、新加入の長谷川巧と小島雅也が牙城に挑む。

 ▽MF ボランチは藤村慶太、大橋尚志、梅鉢貴秀が争っていくことになりそう。トップ下は40試合前後に出場した清原翔平、加藤大樹か。金子昌広、杉浦恭平と得点もできる選手に加え、万能選手の島津頼盛や新人の大石竜平がポジション確保を伺う。

 ▽FW 昨季チーム最多タイの9得点をあげた垣田裕暉がエース候補。新助っ人のクルーニー、世代別代表経験者で新加入の小松蓮、新人の窪田稜が追う。

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