【清水】MF楠神、再起へ気合十分 クロス精度が昨季よりアップ

スポーツ報知
前線にパスを出す楠神

 J1清水エスパルスは18日、三保で約2時間調整した。ヤン・ヨンソン監督(58)は今季初めて各ポジションに選手を配置して具体的な攻撃練習に着手した。

 始動4日目。指揮官が動いた。これまではフィジカルメニューを消化してきたが、この日は基本布陣の4―4―2に選手を散らせ、ビルドアップからサイドに展開→クロス→シュートの流れを徹底確認した。「攻撃パターンの指針となるトレーニング。新加入選手も含め、最初にしてはスムーズにやってくれた」と合格点を付けた。

 昨夏J2山形に期限付き移籍し、今季から復帰した楠神は左MFに入り、丁寧にクロスを供給。「意思統一しやすいし、去年より精度が上がっている。今年は自分も(試合に)からんでいきたい」。昨季、清水では2試合の出場にとどまっただけに再起への気合は十分だ。

 攻撃陣ではMF白崎が鹿島入りしたものの、ヨンソン監督は「新しい選手もクオリティがある」とMF中村、MF西沢らを評価。不安はなさそうだ。昨季リーグ2位の56得点を挙げたオフェンスにさらなる磨きをかけていく。(武藤 瑞基)

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