【清水】石毛、3年ぶり背番号8で10ゴール10アシスト狙う「積極的にシュート打つ」

スポーツ報知
ドリブルを仕掛ける石毛(左)(右はエウシーニョ)

 J1清水エスパルスはMF石毛秀樹(24)が、今季の目標にキャリアハイの「10ゴール10アシスト」を掲げた。プロ8年目の今季は3年ぶりに背番号「8」をつける。

 気持ちの充実がプレーにも表れていた。石毛は戦術練習で主力組左MFに配置され、キレキレの動きを披露。この日は守備の確認がメインテーマだったが「ボランチとの間に縦パスを入れさせないとか、サイドチェンジの時の対応とか意思の疎通がしっかりできていた」と開幕に向けて順調な調整をアピールした。

 12年3月に高校生ながらプロ契約し、翌13年から16年まで8番を背負った。「正直、10より8が好きだしかっこいいと思ってる」。自身が4戦3発の活躍で8強入りした11年のU―17W杯で身に付けていた番号に、何より愛着を持っている。

 岡山への期限付き移籍から復帰した昨季、与えられたのは29番。強化部からは「背番号は自分で勝ち取れ」とハッパをかけられた。29試合に出場し2得点7アシスト。契約更改で8番復帰を訴え、認めてもらった。

 今季、何よりこだわる数字は得点だ。「2点じゃ足りない。10ゴール10アシストが目標。積極的にシュートを打ちたいし、こぼれにも食らいつきたい」。逆サイドには王者・川崎からDFエウシーニョが加入。「クロスがかなり増えると思う。そこに入って行けばチャンスになる」とホットライン構築に意欲を見せた。

 昨季定位置を争ったMF白崎、FWデュークは退団した。「新しい競争がある。リードできるかは自分次第」。背番号8の新たな物語が始まる。(武藤 瑞基)

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