【磐田】ルクセンブルク代表ロドリゲス“今季1号”「日本の寒さは大丈夫だよ」

スポーツ報知
1本目24分に先制弾を決めるロドリゲス(中央、カメラ・山田 豊)

◆練習試合 磐田4―0FC刈谷=30分×3本=(23日・ヤマハ)

 J1ジュビロ磐田は23日、ヤマハスタジアムで初の練習試合を行いFC刈谷(東海1部)に4―0で完勝。ルクセンブルク代表FWロドリゲス(23)が1本目24分に右足で、ジュビロの“今季1号”を決めた。

 右足で狙いすました。1本目24分、ロドリゲスはFW小川航基(21)が落としたボールを合わせた。相手GKが横っ飛びもゴール右へと吸い込まれた。

 「実はフランス戦で同じような場面でポストに当ててしまっていたんだ。きょうは入って良かったよ」。17年のロシアW杯欧州予選フランス戦で代表初ゴールを逃した反省を生かした。

 身体能力の高さを見せつけた。1本目20分ではMF太田吉彰(35)の右クロスにオーバーヘッドキックを試みた。惜しくも空振りだったが、観客やベンチからは感嘆の声があがった。「サポーターはもちろんゴールを期待しているだろうけど、ああいうプレーで競技の魅力を感じてほしい」。1本目28分にもMF中村俊輔(40)のパスから右足ミドルシュートを放つなど、攻撃の中心だった。

 日本の真冬、そして遠州の空っ風にも負けなかった。FIFAランク86位(日本は50位)のルクセンブルクは1月には雪が積もり、平均気温は1度前後。昨年所属したシェリフがあるモルドバの同月平均気温は氷点下4度前後。「ルクセンブルクやモルドバの方が寒いから日本の寒さは大丈夫だよ」。体がキレていた理由を明かした。

 25日からの鹿児島キャンプに向け、幸先のいいスタートだ。試合後、名波浩監督(46)は「新加入選手が早い段階で結果を出すことは自信になる」。ロドリゲスは「合流して1週間経つけど、みんなから愛情を受けているよ」と白い歯を見せた。薩摩で融合度を高め、開幕・松本戦(2月23日、ヤマハ)を迎える。(山田 豊)

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