【清水】DF立田悠悟、森保ジャパン“冨安超え”誓った

スポーツ報知
タイトなマークを見せる立田

 J1清水エスパルスのU―21日本代表DF立田悠悟(20)が2日、“冨安超え”を誓った。センターバックに再転向した今季、A代表レギュラーで同い年のDF冨安健洋(20)=シントトロイデン=を上回るインパクトを残す構えだ。

 立田は画面に映る同学年との“距離”を感じていた。1日夜はアジア杯決勝の中継を食い入るように見続けた。「同い年があの舞台に立っているのに自分にふがいなさを感じた。センターバック(CB)の経験値には差があるけど、追い付かないといけない」。「五輪世代の海外遠征もあるし、いい経験を積んでいきたい」と目をぎらつかせた。

 昨季までは公称189センチも、明らかに190センチを超えていた。今季は最新の診断結果のまま191センチで登録し「将来的に海外を狙う上でもその方が優位かな」とニヤリ。戦術練習では188センチのDFヴァンデルソンと主力組CBに入り、距離感やカバーリングを確認した。“ツインタワー”はセットプレー守備でも制空権をガッチリ確保。全体練習後には助っ人、篠田善之コーチ(47)らと居残りでクロス対応を約20分猛特訓した。「クロスは去年からの課題。誰と組むことになっても、お互いに補い合ってできれば」と意欲的に動き続けた。

 プロ3年目の今季、自身初の1桁背番号「2」を強化部に自ら訴えて勝ち取った。過去、斉藤俊秀氏(45)=A代表コーチ=らが背負った重みのある番号だ。「それだけ責任感を持ってやらなきゃいけない。今年は特別な1年になると思う」。チームは3日に今キャンプ初実戦のJ2山形戦(45分×3本)を迎える。清水で不動の存在となり、“ライバル・冨安”との差を着実に埋めていく。(武藤 瑞基)

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