【清水】梅田、シジマール“後継者”逸材「覚悟を持たないと」

スポーツ報知
長い手足を生かしたセービングに定評がある梅田

 J1清水エスパルスのGK梅田透吾(18)が今季、ユースからただ一人昇格した。184センチ、79キロとGKとしては大柄ではないが、大榎克己GM(53)は「非常に手が長い。ハイボール、クロスの処理に安定感がある」と評価する。守護神は「自分では一瞬『届かないな』って思ったボールに反応したら、何とか触れることは良くあります」。かつて「クモ男」の異名を取ったシジマール氏の“後継者”になりうる逸材だ。

 声を張り上げて仲間を鼓舞するような熱血タイプではなく、ひょうひょうとプレーする。羽田敬介GKコーチ(40)は「かっこつけたり、見えをはったりしない。重圧がかかる場面でも落ち着けるタイプ」と期待する。

 Jリーグの新人研修などを終え、6日からキャンプに合流。「この先は覚悟を持たないといけない」。六反、西部ら実績十分のベテランに、果敢に挑んでいく。(武藤 瑞基)

 ◆梅田 透吾(うめだ・とうご)2000年7月23日、静岡・長泉町生まれ。18歳。長泉アミーゴスから清水ジュニアユース入りし、同ユースに昇格。17年、U―17日本代表に初招集され、U―17W杯に出場。18年に日本クラブユース選手権U―18を制しMVPを獲得。今季トップ昇格。184センチ、79キロ。右利き。

 ◇期待される役割とライバル 六反、西部のベテラン勢とユースの先輩でもある高木和と勝負。まずは練習試合などで実績を積みたい。

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