大分・片野坂監督「J3優勝へ多大な貢献してくれました」ダニエルさんを悼む

スポーツ報知
名古屋時代のダニエルさん

 Jリーグの甲府、名古屋、大分でプレーしたダニエルさんが10日に死去したことを受けて、元所属チームがSNSなどでコメントを発表。36歳の余りにも早すぎる死を悼んだ。

 2014年9月から16年までダニエルさんが所属したJ1の大分は11日、公式サイトで「2015年にはキャプテンを務め、2016年にはJ3優勝に貢献。真面目で優しく、チームメイトやスタッフからとても愛された選手でした。今はただ、ダニエル氏のご冥福をお祈りし、謹んで心より哀悼の意を表します」と当時を振り返った。

 そして、片野坂知宏監督は「私は2016年のJ3の時に一緒に戦いました。その時から病と戦いながら身体にムチ打ち、トリニータのJ3優勝へ多大な貢献してくれました。本当に感謝しております。当時の強い精神力、誰よりもチームの成果を優先にプレーしていた事、引退後もきっと病に打ち勝って回復すると思っていました。本当に残念で仕方ありません。ダニエルの残してくれた姿勢を胸に刻み、これからも精進し、天国で喜んでくれる成果を出せるように頑張りたいと思います」と追悼した。

 また、ダニエルさんが12年から13年シーズンに在籍したJ1名古屋は、公式ツイッターやインスタグラムを更新し、ダニエルさんのプレーを写真で振り返り「名古屋で共に闘った日々を私たちは忘れません」と悼んだ。

 ダニエルさんは2009年にブラジルから甲府に加入。12年に名古屋、14年9月から大分でプレー。16年にはJ3部門のベストイレブンに選出された。がんを患っていることが発覚しチームを退団し現役を引退していた。

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