【仙台】7年目・蜂須賀、初開幕スタメン濃厚「自分の決勝戦のつもりで戦う」

スポーツ報知
攻撃連係の練習でゴール前へダッシュする蜂須賀(左)(右は椎橋)

 J1ベガルタ仙台のDF蜂須賀孝治(28)がプロ7年目で初めて開幕戦にスタメン出場することが濃厚になった。右のウィングバック(WB)として、23日のホーム・浦和戦(ユアスタ)のピッチに立つ。宮崎市内での3次キャンプ2日目の13日は攻撃連係の練習などを確認した。

 馬力が増した。ここまでのキャンプを通して筋肉だけを1・5キロ増やした。鋭いシュートに加え、突破力、ボール奪取力が向上した。蜂須賀は「毎日、自分のできる全力を出すという気持ちで取り組んでいる。去年よりも体のキレが上がっている」と充実した表情を浮かべた。渡辺晋監督も、「(李昌ヨプ)フィジカルコーチのトレーニングの成果がでている。みんなのプレースピードが上がっている」と目を細めた。

 得意のクロスの精度も日に日に良くなってきた。沖縄1次キャンプでは、新加入の192センチFW長沢駿(30)へのクロスのタイミングにズレもあったが、蜂須賀は「今はかなり(長沢の)頭に合うようになった。あげるテンポも早くなった」と話し、得点力アップも期待できる。

 浦和との開幕戦に向けても人一倍闘志を燃やす。昨季は28試合出場4得点5アシストの活躍を見せていたが、昨年11月24日の鹿島戦(0●3)で負傷し、同12月9日の天皇杯決勝の浦和戦(0●1)は出場できなかった。「(開幕戦は)自分の決勝戦のつもりで戦う。あの時いなかった自分が加わることで変化を見せたい」。パワーアップした姿をユアスタで見せ、強敵を倒すキーマンになる。(小林 泰斗)

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