【清水】20歳DF立田、チーム史上最年少副将に就任「大人として自立していく」

スポーツ報知
守備練習で鄭大世と激しく競り合う立田(左)

 J1清水エスパルスは14日、今季の“三役”を発表。U―21日本代表のDF立田悠悟(20)がチーム史上最年少で副将に就任した。昨季から15代目主将を務めるMF竹内涼(27)と副将のMF河井陽介(29)は続投する。

 若手のホープに大役が回ってきた。プロ3年目、レギュラー実質2年目で副将を任された立田は「リーダーシップを取り、責任を持ってやらなきゃいけない。声を出しながら竹内君のサポートをしていく」と所信表明した。

 13日の練習中、ヤン・ヨンソン監督(58)から打診され、間髪入れず「お願いします」と返答した。「自分への重圧が大きいほうがいいと思った」と、迷わなかった。先輩からも愛されるキャラクターだが、今後は“脱若手”を図る。「周りからビシバシ言われながらやるのが自分だったけど、もう新人の考え方ではダメ。一人大人として自立していく」。10代選手の模範となるよう振る舞う。

 守備練習では3バックの中央に入りDF黄錫鎬、バンデルソンに指示を飛ばしながらラインを統率した。自らボールを持ち出して中盤まで攻め上がるなど、持ち味も発揮。「カバーもできているし、ボランチともいい関係になってきている」と23日の開幕・広島戦(Eスタ)へ視界は良好だ。生え抜きの20歳が、オレンジ軍団の大黒柱を目指していく。(武藤 瑞基)

サッカー

×