【神戸】イニエスタ「主役としてゲームの主導権を握る」ビジャと共闘

スポーツ報知
カンファレンスに登場し、フォトセッションに臨む選手たち(カメラ・竜田 卓)

 Jリーグのキックオフカンファレンスが14日、都内で行われ、J1全18クラブから監督と代表選手が出席した。昨季途中、神戸に加入した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)は、自身初となるJ開幕を目前に控え、「主役としてゲームの主導権を握る」と堂々と宣言した。

 第一声から、熱いフレーズが飛び出した。今季への意気込みを聞かれたイニエスタは「主役としてゲームの主導権を握って、ゴールをたくさん決められるようなプレーができれば」と主役宣言。3得点に終わった昨季を超えるゴールへの強い意欲も見せた。

 チーム加入は昨年5月だったため、カンファレンスには初参加。囲み取材には海外メディアも参加するなかで「スペインではこういうことはやらない。代表としていられることを光栄に思います」と喜んだ。沖縄キャンプ中に行われた13日の練習試合・光州(韓国)戦は欠場したものの、「状態はすごく良いよ」と強調した。

 神戸加入後の昨年9月に、スペイン人のリージョ監督(53)が就任した。さらに、今季はバルセロナで同僚だった元スペイン代表FWダビド・ビジャ(37)が入団するなど、クラブは“バルサ化”へ大型補強を進めた。ビジャは光州戦で移籍後初ゴールを決めるなど、調子は上向き。イニエスタも「彼は素晴らしい動きでゴールをもたらせてくれる。チームとしてサポートできれば」と共闘を誓った。

 2人以外にも、Jリーグには母国から監督や選手の加入が増加した。「うまく融合することで、よりレベルアップしていけるのではないか。僕がここにいる間はリーグ全体のレベルを上げて、海外からも注目されるクラブにしていくことができれば」と、アジアNO1を目指す神戸をさらなる高みに導くことに使命感を感じている。

 敵地で迎えるC大阪との開幕戦(22日・ヤンマー)。「開幕は特別な難しさはある」と話す一方、「シーズンが始まるのをワクワクして待っている。自分のベストを出すことで、チームの優勝に貢献できれば」と言葉に力を込めた。今季も、スペインの至宝から目が離せない。(種村 亮)

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