【浦和】FW杉本健勇、シュート0本不発「攻撃で良い形を出せなくて残念」

スポーツ報知
前半、川崎・奈良(右)と競り合う浦和・杉本

◆サッカー 富士ゼロックス スーパー杯 川崎1―0浦和(16日、埼玉スタジアム2002)

 昨季のJリーグ王者・川崎が、天皇杯を制した浦和を1―0で下し初優勝した。後半7分に新加入の元ブラジル代表で、ロンドン五輪得点王のFWレアンドロダミアン(29)が左足で決勝ゴールを挙げた。リーグ3連覇を含め、ルヴァン杯、天皇杯、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の4冠を狙う王者がカップ戦初タイトルを獲得し、好発進した。

 浦和での公式戦デビューを飾ったFW杉本健勇(26)はシュート0本と不発に終わった。

 FW興梠と2トップで先発。2人合わせてJ1通算179得点の攻撃力に期待が集まったが、前半11分に2人が交錯して興梠が倒れるなどの場面もあり、連係はいまひとつ。杉本は前半45分間で交代し「あまり攻撃で良い形を出せなくて残念です」。新加入FWでは、デビュー戦で決勝点を挙げた川崎のレアンドロダミアンと明暗が分かれた。

 杉本は17年にリーグ2位の22得点を挙げたが、昨年は5得点。C大阪から移籍し、新天地での活躍で“ポスト大迫”として昨年11月以来の日本代表返り咲きも狙うが、この日視察に訪れた森保代表監督にアピールできず。それでも「(連係は)まだこれから。開幕にむけて良い準備をしたい」と前を向いた。

 川崎戦は昨季リーグ戦2勝と好相性だったが、この日は終始ボールを支配され、チームのシュートはMF長沢の1本のみ。沖縄キャンプから実戦は1試合のみで試合勘に欠けた。

 23日の開幕・仙台戦(ユアスタ)にむけて、オリヴェイラ監督は「必ず本日より良い試合ができると信じている」と立て直しを掲げた。

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