浦和・山中、得意の左足で絶妙2アシスト レギュラー奪取へ猛アピール

スポーツ報知
尚美学園大との練習試合に先発出場した浦和DF山中亮輔

◆◇練習試合(18日、埼玉・大原サッカー場=45分×2本)浦和6(4―0、2―0)0尚美学園大 得点者【浦】ナバウト、柴戸、杉本、マルティノス2、岩武

 浦和は18日、さいたま市内で尚美学園大と練習試合を行った。横浜Mから新加入したDF山中亮輔(25)が得意の左足で2アシストを決め、レギュラー奪取に向けて猛アピールした。

 FW杉本、MFエベルトン以外は16日のゼロックス杯・川崎戦(0―1)に先発しなかった選手が出場。山中は3―5―2の布陣の左ウィングバックで先発し、68分間プレーした。

 前半9分、左サイドからのクロスを送り、FWナバウトの先制点をおぜん立て。2―0の同30分にはゴール左から直接FKを蹴りこみ、ニアサイドに飛び込んだ杉本の頭でのゴールをアシストした。45分にはDF岩武の右クロスに飛び込びこむとペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。これをFWマルティノスが決め、6―0の勝利に貢献した。

 3得点を演出する大活躍にも「相手のレベルを考えれたら、これくらいできて当たり前」と冷静。セットプレーのキッカーも務め「うちはセットプレーは大きな武器。僕もキックは持ち味としているので見せていけたら」と自信をのぞかせた。

 昨年11月には日本代表に初選出。初戦となった同20日のキルギス戦では、日本代表デビュー最速となる開始108秒での代表初得点を記録したアタッカーだ。今季から加入した浦和では左サイドのMF宇賀神とレギュラーを争う形だが、着実にアピールを続け「しっかり監督の目にとどまってくれればいいと思うし、与えられたところでしっかり結果を出していけるようにやっていきたい」と気を引き締めた。

 ゼロックス杯では川崎に終始ボールを支配され、チームのシュートはMF長沢の1本のみだった。その試合で山中は途中出場にとどまったが、左足での正確なキックで好機を作り出し攻撃のアクセントになった。

 23日の開幕戦では仙台(ユアスタ)と対決する。横浜Mでプレーした昨年はリーグ戦の仙台戦で2試合2得点を挙げており、「良いイメージで臨めると思う。試合に出られるように準備して、良いプレーを出していきたい」と力を込めた。

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