【山形】背番「10」の井出遥也「10得点以上取りたい」G大阪から完全移籍

スポーツ報知
背番号10を背負う新加入のMF井出(中央)。プレーでチームを引っ張っていく

 J2モンテディオ山形は、24日の岐阜との開幕戦(午後2時、長良川)に向けて千葉県・市原スポレクパークでの3次キャンプで調整中。目標のJ1昇格への鍵を握るのは、今季G大阪から完全移籍加入した背番号10・MF井出遥也(24)。シャドー(1・5列目)で開幕スタメンが濃厚な井出は、「シャドーは自分が一番輝ける位置だと思う。チームとしても良い準備ができている」と闘志を燃やしている。

 井出は、J2千葉でリーグ通算99試合15得点の結果を残し、17年からJ1G大阪に移籍。2年間でリーグ戦出場は9試合にとどまったが、MF遠藤保仁(39)やMF今野泰幸(36)、MF倉田秋(30)ら日本代表を経験した実力者が多くいる中で、学びの多い時間を過ごした。井出は「(G大阪へ)移籍したことは後悔はしていない。すごい選手たちと過ごす中で、技術的にうまいだけじゃなく、チームのために闘い、勝利に導ける存在にならないといけないと思った」と新天地での飛躍を自分に課している。

 サポーターからの期待も大きい。ユニホームの売り上げは背番号10が1番人気。井出は「背番号10はチームで一番うまい選手がつける番号。チームを引っ張る活躍を見せたい。個人の目標としても、10得点以上取りたい」と気合を入れる。

 山形は昨季天皇杯では4強入りしたが、リーグ戦は12位に終わり、昇格争いに食い込めなかった。ドリブル、シュート、ラストパス。全てで高いレベルを示す井出がチームの攻撃を先導し、J1昇格の立役者となる。(小林 泰斗)

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