【広島】PK戦制し、3年ぶりACL本戦出場 本田圭佑所属のメルボルンと同組へ

スポーツ報知
広島の先発布陣

◆ACL▽プレーオフ 広島 0(PK4―3)0 チェンライU(19日・広島広域公園陸上競技場)

 広島(Jリーグ2位)はチェンライU(タイ)に0―0で突入したPK戦で勝利。日本勢のプレーオフは6戦全勝で川崎、浦和と4チームが参戦する。

 PKをきっかけに大苦戦した広島が、辛くもPK戦を制して3年ぶり5度目となる本戦出場権を手にした。前半10分、FW皆川が自ら得たPKを失敗すると、以降はボールを支配しながら攻め手を欠き無得点。延長後半14分には、FWパトリックのゴールがオフサイドと判定される不運にも見舞われた。

 日本代表MF青山は1月のアジア杯で右膝の違和感を訴えメンバー外。若手主体とはいえ、120分間で決着をつけられなかった展開に城福浩監督(57)は「一発勝負がいかに難しいか、選手は体験できたと思う」と渋い表情だった。収穫は公式戦デビューの2年目GK大迫。「先に動きすぎないことを意識していた」とPK戦では冷静な対応で相手のミスを誘い、指揮官は「非常に難しい試合で集中できていた」と評価した。

 1次Lでは元日本代表MF本田圭佑(32)が所属するメルボルンV(オーストラリア)と同組。3月12日にホーム、5月22日に敵地で対戦する。現日本代表で本田が背負っていた4番をつけるDF佐々木は「世界トップレベルの選手だと思う。肌で感じながら、負けないように頑張りたい」と意気込んだ。昨季のリーグ戦は序盤に独走しながら、後半に大失速し2位。反省を糧にタイトル獲得を目指す。(種村 亮)

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