【磐田】山田、ボランチで先発濃厚「サッカーは経験が大事」

スポーツ報知
競り合いながらボールを繋ぐ山田(左、カメラ・山田 豊)

 静岡県勢のJリーグが23日に開幕する。昨季終盤、攻撃的MFでプレーしたJ1ジュビロ磐田の山田大記(30)がホーム・松本戦(ヤマハ)にボランチで先発することが20日、濃厚になった。

 山田は攻守に目を光らせた。開幕3日前、11対11の実戦形式の練習でボランチに入った。ボールを持った相手に体を寄せ、パスコースを遮った。味方がボールを奪った瞬間には前線へと攻め上がった。「状態は上がっている」。松本戦に向け、仕上げてきた。

 鹿児島キャンプの練習試合から主にボランチで起用されてきた。昨季は1・5列目など攻撃的MFが多かったが、「元々前寄りの選手だけど、ポジションにこだわりはない」と適応している。17年夏まで所属したドイツ2部のカールスルーエ時代も務めたボランチで開幕を迎えることが濃厚だ。

 昨季は32試合に出場し、2得点3アシストだった。「昨年はケガなくやれたが、ゴールやアシストが物足りない。俊さん(MF中村俊輔)らが試合を落ち着かせてくれるのでガツガツやりたい」。攻撃も守備も昨季以上のパフォーマンスを目指す。今年で31歳になるが、「肉体的に衰えたと感じることはない。サッカーは経験が大事。精神的にも安定している」と充実している。

 17日に母校の藤枝東高が6年ぶり11度目の新人大会優勝を飾った。「勝つのはうれしいこと。県総体や選手権でも勝ってくれたらいい」と後輩の活躍に力をもらった。磐田復帰3季目の背番号19が、チームのハンドルを握る。(山田 豊)

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