浦和MF長澤、教育実習“教え子”の仙台DF永戸と開幕戦で直接対決「楽しみ」

スポーツ報知
2月21日、さいたま市内のクラブ施設で練習する浦和MF長澤和輝(右)

 J1浦和は21日、さいたま市内で23日のリーグ開幕・仙台戦(ユアスタ)にむけて練習を行った。直近のリーグ戦では8試合負けなし(6勝2分け)と好相性の相手に、MF長澤和輝(27)が必勝を誓った。

 浦和2年目の昨季にレギュラーに定着した長澤は「キャンプでやってきたしっかりした守備、しっかりした攻撃のくずしを試合でしっかり出せるように臨みたい」。MF柏木とともにインサイドハーフとして先発予定で「後ろの選手がボールを持った時、主に相手がブロックを作った状態で中盤の自分や柏木、エベルトンがしっかりスペースを取りにいくことが大事」と気を引き締めた。

 16日のゼロックス・スーパー杯(対川崎、0―1)では、チームでシュート1本と沈黙。この日はセットプレーを中心に調整し、「少しずつ新しい選手も含めて連携ができてきたし、フィーリングが合ってきた。試合で出していけれ」と力を込めた。

 開幕戦で対決を楽しみしている相手がいる。仙台のDF永戸勝也(24)は八千代高校の後輩で、長澤が専大4年時に教育実習に行った際の生徒だった。授業で政治経済を教えながら、サッカー部でもコーチとして指導した間柄。「勉強(の出来)はあまり大したことなかったけど、サッカーはピカイチでした」と笑う。

 昨年はリーグ戦、浦和が優勝した天皇杯を含めて直接対戦が実現せず。今回は互いに先発出場して対決することが濃厚だ。長澤は「対戦は楽しみだけど、相手なのでチームのために貢献できるプレーをしたい」と“教え子”相手に全力で勝利を目指す。

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