【C大阪】MF奥埜、仙台魂を心に刻み新天地で開幕スタメンへ

スポーツ報知
新天地で奮闘するC大阪MF奥埜

 今季仙台からC大阪へ移籍したMF奥埜博亮(29)が新天地で奮闘している。豊富な運動量と仲間の力を生かす気の利いたプレーで、すでにチームメート、監督の信頼を集める29歳は、神戸との開幕戦(22日午後7時30分)ではボランチでのスタメン出場が有力だ。

 昨季は中盤の要としてリーグ戦27試合に出場。天皇杯でもクラブ初の準優勝に貢献した。中学時代から仙台の下部組織に所属し、MF梁勇基(37)、MF富田晋伍(32)、昨季限りで現役引退したMF菅井直樹氏(33)ら仙台一筋の先輩の背中を見てきた。「仙台でやり続けるすごさも分かっていますし、このチームで今度こそタイトルを取りたい、という思いもありました」。愛着のある仙台を離れることへの葛藤もあったが、「(選手として)チャレンジしたい思いが強かった。挑戦してよかったと思えるシーズンにしたい」と話す。

 C大阪で選んだ背番号は25。菅井と同じ数字をつけ、戦うことを決めた。奥埜は「年末に菅井さんとお会いした時に、25が空いてたらつけたいと話した。(菅井の)思いも背負ってプレーしたい」と明かした。ベガルタゴールドの魂を心に刻み、ピンクのユニホームで選手としてのステージを高めていく。(小林 泰斗)

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