【仙台】FWハモンロペス、「今までで一番いい状態」

スポーツ報知
笑顔を見せるハモンロペス(左)

 強敵・浦和の守りを絶好調のFWハモンロペス(29)が突き破る。J1ベガルタ仙台は22日、非公開練習(冒頭15分のみ報道陣に公開)で23日の浦和との開幕戦(午後2時、ユアスタ)へ最終調整を進めた。右のシャドー(1・5列目)で先発が濃厚なブラジル人助っ人は「開幕戦へ向けての(体の)状態は今までで一番いい」と自信。自らのゴールでチームを開幕戦5年連続勝利へ導く。

 ネットを突き刺す弾丸シュート、力強いドリブルで相手の守備を突破する。185センチ、79キロの強靱な肉体を持つFWハモンロペスは、「いい形で体が仕上がっている。開幕戦に臨むにあたって今までで一番いい状態だと感じている。周囲の期待に結果で応えたい」と自信と気合に満ちている。

 開幕戦の相手・浦和には昨年の天皇杯決勝で0―1で敗れた。昨季、途中加入のハモンロペスは昨年7月まで所属した柏で天皇杯に出場していたため、仙台の一員としてピッチに立てず、「決勝の悔しさはある。開幕戦は絶対に負けられない」と闘志を燃やす。

 ハモンロペスは14年に仙台入りし、16年には10得点5アシストの活躍を見せた。17年に柏に移籍後は思うような力を示せず、18年の7月に契約解除。同年9月に仙台に復帰した。2か月のブランクがあり、昨季は仙台でリーグ戦6試合出場1得点に終わったが、今季は1月14日から2月16日までの長期キャンプで仲間たちとの連係をしっかり深めた。開幕戦ではワントップにG大阪から新加入の192センチFW長沢駿(30)、左のシャドーに石原直樹(34)が入ることが濃厚。ハモンロペスは「1か月以上共に練習をする中で、(長沢、石原直らと)お互いの色んなことが分かり合えた。試合を重ねてさらに連係は良くなると思うよ」と手応えを話す。

 今季は背番号を37から9に変更。チームからも前線でエース級の活躍を期待されている。「数字の目標は決めず、たくさんのゴールを決めたい」とハモンロペス。開幕戦5年連続勝利に導く豪快なゴールをたたき込む。

(小林 泰斗)

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