J全試合で主審を採点 試合後両クラブが100点満点で評価

スポーツ報知

 今季のJ1、J2、J3全試合で主審の採点が行われることが22日、分かった。複数のJクラブ関係者によると、各試合後に両クラブの強化担当者が、試合をさばいた主審を100点満点で評価。試合翌日までに日本協会の審判委員会に提出する。これまでは不満や満足など5段階での評価だったが、点数化するのは初の試みとなる。

 評価する項目は以下の3点。

 〈1〉試合のコントロールとコミュニケーション(20点)

 〈2〉ファウルなど試合全体を通した判定(20点)

 〈3〉PKやオフサイドなど得点などに関わる重大な判定(60点)

 主審の通信簿は、年末のJリーグアウォーズで選出される最優秀主審賞などの参考にされる。昨年11月の清水対神戸(アイスタ)では、審判団の時間管理ミスにより、ロスタイムが異例の18分50秒となる事態が発生。審判員からの評価だけでなく、外部の客観的な目や意見を取り入れることでレフェリングを向上させる狙いがある。今季はルヴァン杯の準々決勝以降でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されるが、主審の評価の点数化による効果にも注目が集まる。

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