【G大阪】ミス相次ぎ開幕戦8年連続勝てず…宮本監督と遠藤が振り返った横浜M戦の狙いと反省点

スポーツ報知
前半、横浜M・広瀬陸斗(左)のボールを奪いに行くG大阪・遠藤保仁

◆明治安田生命J1リーグ第1節 G大阪2―3横浜FM(23日、パナスタ)

 G大阪はJ1開幕の横浜M戦に2―3で敗れ、8年連続して開幕戦で勝利を飾ることができなかった。開始47秒で高い位置でのプレスがはまり、MF小野瀬のゴールで先制。しかしその後は昨季同様、サイドバックが中盤まで進出するなど独特のボール回しで支配率を高める相手に対し、ボールを奪ってもミスであっさりと失うというシーンが続き3失点した。

 宮本恒靖監督(42)は「ボールを奪ったら速く攻める、というのは狙いでした。試合前からゆっくり攻めるところ、速く攻めるところを伝えてはいましたが、特にゆっくりすべきところで、ちょっと速く攻めすぎてボールを失う場面があった。それが今日の反省点」と振り返った。

 この日は元日本代表MF今野のコンディションが100パーセントまで整わなかったことで、20歳MF高がJ1開幕戦初先発。39歳MF遠藤とダブルボランチを組んだが、相手の出足の速さにミスも目立った。20年連続で開幕スタメンの遠藤も、相手に主導権を握られた中で存在感を発揮できず。FW黄とアデミウソンを生かすロングボールは狙いの一つだったが「苦し紛れのロングボールが多かった。蹴る、という雰囲気で蹴れば読まれる」と遠藤。速攻と遅攻を組み合わせた攻撃スタイルの構築を目指す今シーズンだが、開幕戦では多くの課題を露呈することになった。

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