【磐田】12年目のFW川又堅碁、初開幕弾でチーム救った「うれしかった」

スポーツ報知
同点弾を決めた川又に高橋が抱きつく

◆明治安田生命J1リーグ第1節 磐田1―1松本(23日、ヤマハ)

 ジュビロ磐田は本拠で昨季J2王者の松本に1―1。途中出場のFW川又堅碁(29)が後半26分に同点ヘッド。北川と同じく自身初の開幕弾でチームを救った。

 ボールに合わせ、思い切り飛んだ。1点を追う後半26分、磐田MF山田が滞空時間の長い左クロス。後半9分から出場した川又は相手DFに競り勝ち、頭で合わせた。同点弾。「大記(山田)が時間のあるボールをくれた。開幕ゴールは初めて。うれしかった」。プロ12年目での開幕弾に口元を緩ませた。

 鹿児島キャンプ中の5日、左ふくらはぎを打撲。開幕まで18日間。練習試合3戦を欠場し、19日に予定より1週早く全体練習へ合流した。大事をとって先発を外れたが「ベンチでは試合を見ずにアップしていた」。開幕戦に照準を合わせ、見事に結果を出した。

 昇格組に本拠で勝てず、チームは8年ぶりのJ1開幕戦勝利はならなかった。前半8分にFKから先制点を献上。その後も松本FW前田らにカウンターを食らった。名波浩監督(46)は「立ち上がりの失点で松本に自信を与えてしまった」。MF山田も「味方同士でプレーのイメージが違うことも多かった」と開幕前に取り組んだビルドアップやポジションチェンジは発展途上。修正し、次節広島戦(3・1、Eスタ)へ挑む。(山田 豊)

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