【F東京】採点&寸評 昨季王者・川崎との“多摩川クラシコ”で手応えをつかんだ90分
◆明治安田生命J1リーグ▽第1節 川崎0―0F東京(23日・等々力陸上競技場)
F東京は、昨季王者の川崎と0―0で引き分け、敵地で価値ある勝ち点1をつかんだ。J1史上3番目の年少記録となる17歳8か月19日で開幕スタメンを飾ったMF久保建英をはじめ、DF小川諒也(22)らが好プレーを披露。持ち味のファストブレイク(速攻)だけでなく、パスワークで崩す場面も作るなど、悲願のリーグ初優勝へ、上々のスタートを切った。次節は3月2日の湘南戦(BMWス)。
採点と寸評は以下の通り。
▽GK
林彰洋【7・0】
3度の決定機を防ぐなど、MVP級の働き
▽DF
森重真人【6・0】
張賢秀と連係し、レアンドロダミアンに仕事をさせず
張賢秀【6・0】
対人の強さを発揮。体を張ってシュートブロックする場面も
室屋成【6・0】
攻撃参加は鳴りを潜めたが、堅実な守備で自身のサイドは崩させず
小川諒也【6・0】
後半に裏を取られる場面もあったが、力強い突破など可能性を感じさせた
▽MF
橋本拳人【5・5】
全体的には及第点も、後半9分のバックパスのミスは頂けない
高萩洋次郎【6・0】
攻撃に関与する回数は少なかったが、激しいプレスで相手に自由与えず
久保建英【6・5】
前半41分にポスト直撃の強烈FK。カウンター時には必ず久保を経由
東慶悟【6・0】
豊富な運動量で守備では何度も助けに。後半31分には惜しいミドルも。
▽FW
永井謙佑【5・5】
前線からの守備は機能。カウンター時のスピードは健在
ディエゴオリベイラ【5・5】
前半7分の決定機はGK正面に。本調子まではもう少し時間かかりそう
▽交代選手
FW田川亨介【5・5】後半18分IN
後半38分の決定機では痛恨の空振りも、新加入ながら連係は良好
MF大森晃太郎【5・5】後半32分IN
バランスを見ながらプレー。役割を全う
MFナ・サンホ【採点なし】 後半42分IN
投入直後に抜群の飛び出しで好機を作り出す
▽監督
長谷川健太監督【6・0】
守備だけでなく、攻撃にも手応え。的確な交代で勝ち点1を持ち帰る