【浦和】“アウトレイジ”大槻ヘッドコーチが海外担当の新プロジェクト責任者に抜てき

スポーツ報知
大槻毅氏

 浦和は8日、海外クラブとのネットワーク構築を目的とした新プロジェクトをたちあげ、責任者にトップチームの大槻毅ヘッドコーチ(46)を起用すると発表した。大槻氏はヘッドコーチを退任する。

 「あらゆる分野でアジアナンバー1」になるというビジョンの実現のため、欧州を中心に海外クラブの知見を蓄積して関係を深め、クラブ間の提携なども検討していく。プロジェクトのリーダーに抜てきされた大槻氏は英語が堪能で、15年にメキシコ1部のチーバス・グアダラハラと育成部門での提携に尽力した実績などが評価された。

 中村修三GMは「指導者としても優秀で実績のある大槻氏を抜てきいたしました。今後、大槻氏はトップチームから離れることになりますが、その力を新たなフィールドで発揮し、クラブに尽力してくれます」とコメントした。

 大槻氏は昨年4月、開幕5戦勝ちなしの成績不振で解任された堀孝史前監督の後任として、育成ダイレクター兼ユース監督から暫定的に監督に就任。スーツ姿で髪をオールバックにしたコワモテの風貌でピッチ内の選手を鼓舞し、選手やサポーターから「アウトレイジ」「組長」などと呼ばれて親しまれた。

 監督としてリーグ戦3勝1分けと無敗の好成績で、オズワルド・オリヴェイラ監督にバトンを引き継いだ。その後、ヘッドコーチとして現場をまとめ、昨年度の天皇杯で優勝するなどチームを支えた。

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