【清水】DF松原、ポドルスキ封じて初勝利だ
スポーツ報知
J1清水エスパルスのDF松原后(22)が15日、ポドルスキ封じを誓った。17日の神戸戦(ノエスタ)に向け調整。元ドイツ代表とのマッチアップを制して今季初勝利を呼び込む。
頭の中はシンプルに整理されていた。神戸は昨年11月にホームで対戦した際、ラフプレーを連発。ポドルスキら複数助っ人が清水ベンチに詰めよって抗議するなど大荒れとなり、19分ものロスタイムの末、3―3で引き分けた。「因縁? 見る方は意識するかもしれないけど、自分たちはプロ。前回のことは気にしてないし、ピッチの中では戦うだけ」。左サイドバックでの先発が濃厚。ポドルスキと対峙(たいじ)する可能性が高いが、落ち着いて対処する構えだ。
ここ2戦9失点。今週は特に守備の修正に時間を割いた。「自分たちが良かった時は守りが堅実だった。もう1回、初心に戻る」。前節の札幌戦から左MFに回った金子との連係についても「コミュニケーションは取れている」と不安はない。
同戦では2年ぶりのゴールを挙げた。「点を取るのは醍醐(だいご)味。数字を残して貢献したい」と元FWらしくニヤリ。冷静かつ大胆にサイドを制圧する。(武藤 瑞基)