ジョージ・ウェアがリベリア大統領へ…ミランで46得点、95年アフリカ人初バロンドール

2017年12月30日7時0分  スポーツ報知
  • 投票を行うジョージ・ウェア氏(ロイター)
  • リベリア

貧困解消訴え若者らが支持 西アフリカ・リベリアの大統領選決選投票で28日、1990年代にイタリア1部ACミランなどで活躍した元リベリア代表FWジョージ・ウェア氏(51)の勝利が確実となった。

 同国の選挙管理委員会は開票率98・1%での得票率を発表し、野党候補のウェア氏は61・5%を獲得。与党のジョセフ・ボアカイ副大統領(73)は38・5%だった。リベリアは最貧国の一つで、昨年6月まで2年以上にわたり流行したエボラ出血熱で医療体制が崩壊。ウェア氏は貧困解消などを訴え、若者を中心に支持された。

 ウェア氏は5シーズンを過ごしたACミランで通算114試合46得点の成績を残した。W杯出場こそかなわなかったが驚異的な身体能力で「リベリアの怪人」と称され、95年にはアフリカ人として初のバロンドールを受賞したほか、同年のFIFA最優秀選手にも選ばれた。

 2008年には福島・郡山市に発足したクラブチームの総監督に就任したこともある。前々回の05年大統領選にも出馬したが敗北。ノーベル平和賞受賞者のエレン・サーリーフ氏(79)がアフリカ初の民選女性大統領として当選した。大統領選は任期満了に伴い実施された。内戦など政情不安が続いたリベリアで、民主的な政権交代は70年以上ぶりとなる。

 ◆政界に進出した主なサッカー選手

 ▼元日本代表FW釜本邦茂 95年7月、参院選に自民党から出馬し当選。

 ▼元日本代表DF田口禎則 99年4月、浦和市議選に無所属で出馬し当選。

 ▼元ジョージア代表DFカハ・カラーゼ 12年の引退後に国会議員に当選。7月まで副首相兼エネルギー相を務め、10月からはトビリシ市長に。

 ▼元ブラジル代表FWロマリオ 10年の総選挙で社会党から出馬し当選。15年には上院議員に。

 ▼元ベルギー代表FWマルク・ヴィルモッツ 03年の選挙で当選し上院議員に。05年に政界引退。

 ▼元トルコ代表FWハカン・シュクル 11年の総選挙で国会議員に当選。

 ◆ジョージ・ウェア 1966年10月1日、リベリア・モンロビア市生まれ、51歳。15歳の時に3部リーグ相当のヤング・サバイバーズとGKとして契約したが、すぐにFW転向。高い身体能力を武器に頭角を現しパリSG、ACミラン、チェルシーなどの名門クラブでプレー。2003年に引退。14年の上院議員選挙で初当選した。国際Aマッチ通算60試合22得点。185センチ、85キロ。

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