フランクフルト長谷部、盟友・長友のトルコ移籍は「日本代表にとってポジティブ」

2018年2月5日19時21分  スポーツ報知

 ◆ブンデスリーガ第21節 アウクスブルク3―0フランクフルト(4日・アウクスブルク)

 サッカーのドイツ1部リーグは4日、各地で行われた。日本代表MF長谷部誠のフランクフルトは敵地でアウクスブルク戦と対戦。長谷部はフル出場し、同リーグ通算250試合出場を達成したが、0―3で敗れた。

 2008年2月2日にドイツ1部デビューを果たしてから10年。250試合という節目のゲームに挑んだ長谷部だったが、勝利で飾ることはできなかった。センターバックで先発も、試合開始直後から立て続けに最終ラインを破られる展開。同19分にFKから失点すると、今季チームワーストとなる3失点で完敗した。試合後は「相手にかなり研究されていて、やりづらかった。修正しないと今後もやられる」と反省の弁が口をついた。

 一方でトルコ1部リーグ、ガラタサライに期限付き移籍した同代表DF長友佑都は4日、敵地でのシワススポル戦で新天地デビュー。左サイドバックでフル出場したが、1―2で敗れた。移籍発表からわずか4日。まだチームメートの特徴が把握できずに「近くの選手がどういうプレーをするのか、徐々に見ながら試合をやっていた」という。前半15分過ぎには、長友のバックパスをGKがトラップミスしてCKを献上。そのCKから先制点を献上するなど、課題も浮き彫りになった。

 長友は「セリエAも熱いと思っていたが、トルコも負けないくらい熱い。次はホームで、もっとすごい後押しがあると思うので楽しみ」とさらなる飛躍を誓った。代表で長らく一緒に戦ってきた盟友のトルコ移籍を含め、今冬の移籍に関して、長谷部はどう感じたのだろうか。

 「日本代表の選手だけじゃなく、ヨーロッパとかいろいろなところを見て、選手それぞれのプライオリティーはあると思う。日本代表選手は、W杯に対するプライオリティーっていうのがやっぱり高いから、このW杯に向けて試合に出られる環境を考えた選手も多くいると思う。W杯があっても、クラブへのプライオリティーが高く、移籍しないヨーロッパの選手たちも多くいる。日本代表ってのはそれだけ、そこに対してかける思いが、移籍にも表れているのかな。そういう選手もそうだし、逆にそれぞれのクラブで試合に出て、活躍している選手もすごく多い。そういう意味では、日本代表にとってはすごくポジティブな状況だと思う」。長谷部は、現状を歓迎する意向を示した。

 この冬に移籍したのは長友だけではない。同代表FW原口元気はドイツ1部のヘルタから、同2部のデュッセルドルフに期限付き移籍。1月24日には本拠のアウエ戦で、新天地での初出場を果たした。同代表MF森岡亮太は1月末、ベルギー1部の強豪アンデルレヒトへ移籍。今月4日のメヘレン戦で移籍後初先発を果たし、先制点をアシストした。G大阪で不動のレギュラーだった同代表MF井手口陽介は新天地を求めて、1月上旬にイングランド2部相当のリーズと契約。6月までスペイン2部のクルトゥラル・レオネサへ期限付き移籍した。

 置かれた状況はそれぞれ異なるが、思いは同じだろう。挑戦無くして、成長は無い。そして誰もが、6月のロシアW杯で躍動するシーンを脳裏に描いていたはずだ。新たな冒険の先に、輝かしい未来が待っていると信じたい。

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