長谷部フランクフルト、30年ぶりドイツ杯優勝…代表合宿「気持ち良く臨める」

2018年5月21日6時0分  スポーツ報知
  • サポーターに優勝カップを見せて喜ぶフランクフルトの長谷部(左)と鎌田(ロイター)

 ◆ドイツ杯▽決勝 フランクフルト3(1―0、2―1)1バイエルン(19日、ドイツ・ベルリン)

 ドイツ杯決勝が19日、ベルリンで行われ、日本代表MF長谷部誠(34)が所属するフランクフルトが3―1でリーグ王者のバイエルンを破り、30シーズンぶり5度目の優勝を果たした。31日発表のロシアW杯メンバー入りが確実な長谷部は、守備的MFとセンターバックでフル出場。日本代表の西野朗監督(63)が求めるポリバレント(多様性)なプレーで勝利に貢献した。代表合宿は21日から関東近郊で行われ、長谷部も近日中に合流する。

 最高の結末を迎えた長谷部は、誇らしげに優勝カップを掲げた。9季前のウォルフスブルクでのリーグ制覇に続き、ドイツで2つ目の主要タイトル獲得。「これだけ長い間ドイツにいてカップ戦の重みも感じている。格別。ドイツに来てから1、2番目に良いシーズン」。王者バイエルン相手に番狂わせを演じたベテランは声を弾ませた。

 出場停止によりリーグ戦の終盤3試合を欠場し、実戦は約1か月ぶりだった。中盤の底で先発し、W杯で対戦するコロンビア代表ロドリゲス、ポーランド代表レワンドフスキらを相手にピンチの芽を摘んだ。1―1の後半37分にはロドリゲスに厳しいプレスをかけると、ボールを拾った味方が縦パスを入れて決勝点。1対1の競り合いでは勝率75%という高い数字で勝利をたぐり寄せた。

 西野ジャパンにとっても代えが利かない存在だ。後半途中にはシーズン中の定位置だったセンターバックでプレーした。W杯メンバーの選考試合となるガーナ戦の代表27人を18日に発表した西野監督は「ポリバレント」を重視したと説明。代表ではボランチが定位置だが、今後は3バックの中央での起用も検討されており、両ポジションを高いレベルでプレーできると証明したことはプラスだ。

 代表はハリルホジッチ前監督を解任し、西野監督の下、世界の強豪に戦いを挑む。「優勝して気持ち良く(代表合宿に)臨める」。逆風の中、頼れる主将がピッチ内外でチームを統率する。

 ◆長谷部が獲得した国際的なタイトル 浦和時代の07年にはACL決勝でセパハン(イラン)を下し、優勝。08年1月にドイツ1部のウォルフスブルクへ移籍。08―09年シーズンではクラブ創設65年目で初となる同1部優勝に貢献した。11年アジア杯では日本代表の主将としてチームを優勝に導いた。

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