本田圭佑、豪最高年俸でメルボルンV決定

スポーツ報知
メルボルン・ビクトリーへの移籍が決まった本田

 日本代表MF本田圭佑(32)の新天地がオーストラリアリーグ1部のメルボルンV(ビクトリー)に決定した。6日、同クラブが発表した。2012年から2年間シドニーFCでプレーした元イタリア代表FWデルピエロを上回り、同リーグ過去最高額とみられる年俸290万豪ドル(約2億3780万円)で1年契約を締結。オーバーエージ(OA)での東京五輪出場を目指し、自身5か国目の海外リーグで鍛錬を積む。

 本田は地元メディアの取材に英語で応じ「新しい挑戦が本当に好きだ。可能な限り早くプレーできることを楽しみにしている」と意欲を語った。オランダ、ロシア、イタリア、メキシコに続き、5か国目の海外リーグ挑戦となる。

 W杯の約1週間後に獲得の打診を受け、交渉を続けてきたという。オーストラリアリーグは各クラブの戦力均衡をはかるため「サラリーキャップ制」を導入。チーム全員の年俸合計が210万豪ドル(約1億7200万円)以下に制限されているが、本田は各クラブ1人に認められている例外選手「マーキープレーヤー」として年俸290万豪ドル(約2億3780万円)で契約した。12~14年にシドニーFCでプレーした元イタリア代表FWデルピエロの200万豪ドル(当時約1億6000万円)をも上回る破格の待遇だ。

 本田はクラブの公式ツイッターにビデオメッセージを公開。「僕の仕事はこのチームを勝たせること、自信はあります。チームに貢献できることは全てやります」と意気込みを語った。

10・20開幕戦「自信はある」 ロシアW杯限りでの日本代表引退の意向を示していた本田は、2日に出演したインターネットテレビ番組「Abema Prime」で「2年後の東京五輪を目指して現役を続けようと思う。あと2年、がっつり自分を鍛え直す」とオーバーエージとして34歳で迎える東京五輪出場を目指すことを公言した。今季のリーグ戦開幕は10月20日に本拠で行われるメルボルンCとのダービーマッチ。新たな目標に向かい、南半球の地を踏む。

 ◆メルボルンV オーストラリア第2の都市メルボルンに本拠を置く。2004年創設。リーグ戦3度の優勝を誇る強豪クラブ。今季のACLでは1次リーグF組でJ1川崎に勝利。5万人以上収容のエティハド競技場などを使用。同都市のメルボルンCとはライバル関係。過去にはGKランゲラク、DFミリガン、MFキューウェル、FWクルーズら豪州代表勢が在籍。

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