南米王者の意地 インディペンディエンテがC大阪下す

スポーツ報知

◇スルガ銀行チャンピオンシップ(8日・ヤンマースタジアム長居)

 17年スダメリカーナ杯(南米クラブ杯)王者のインディペンディエンテ(アルゼンチン)が初優勝を果たした。同ルヴァン杯王者のC大阪に1―0で勝利。前半28分、FWシルビオ・ロメロ(30)が挙げた先制点を守りきった。インディペンディエンテは11年以来2度目の出場で初タイトル。南米杯王者との対戦成績は、ルヴァン杯(前ナビスコ杯)王者の6勝5敗となった。

 インディペンディエンテのアリエル・ホラン監督はロッカールームで喜びを分かち合っていたようで、試合後の会見に遅れて姿を見せ、安堵(あんど)の表情を浮かべた。「この大会が、我々インディペンディエンテにとってどれだけ大事だったか、日本の皆さんにはなかなか分からないと思います。どこにも負けない、伝統と言いますか、責任がある。このカップを持ち帰れなければ、どんな顔をして国に帰ればいいか分からなかった」。

 一方、過密日程を戦うC大阪は5日のリーグ戦から先発11人を変更して臨んだ。5バックにし、相手のスピードを止めることには成功。FW安藤、MF斧沢ら若手もチャンスを作ったが、ネットを揺らすことはできなかった。クラブ初の国際大会のタイトル獲得はならなかった。尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督は敗戦を「残念」と受け止める一方で、5バックや若手の活躍を「すごく良い姿を見せてくれた。次のリーグ戦でも(起用を)考えるのもありかなと思っています」と収穫を口にした。

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