【欧州L】ザルツブルク・南野、V弾&アシスト「目の前のことに集中」

スポーツ報知

◆欧州リーグ ▽1次リーグ第2節 B組 ザルツブルク3―1セルティック(4日)

 ザルツブルク(オーストリア)の日本代表MF南野拓実(23)は、ホームのセルティック(スコットランド)戦の後半16分に勝ち越しゴール。3―1の勝利に貢献し、2連勝で森保ジャパンの代表活動に勢いをつけた。MF長谷部誠(34)のフランクフルト(ドイツ)はラツィオ(イタリア)に4―1で2連勝。MF乾貴士(30)のベティス(スペイン)もデュドランジェ(ルクセンブルク)に3―0で勝った。

 森保ジャパンのエース候補が輝きを放った。1―1の後半16分、南野はDFウルマーからの左クロスに走り込んだ。右足のトラップでボールが足元に入りすぎたが、相手DFを背中でブロックしながら左足でゴール。その6分前には右からのクロスを頭で流し、同点ゴールにつなげた。2得点に絡んで2連勝に貢献。「こういう試合で結果を残したい」という思いをピッチで表現した。

 昨季もRソシエダード(スペイン)、ラツィオ(イタリア)と難敵からゴールを決め、4強進出に貢献。その経験を糧に「目の前の相手に全力でぶつかれば、昨季みたいにいい結果が得られる」と自信を深め、今回はスコットランドの古豪を相手に得点感覚を証明した。2トップの一角として先発し、後半26分に退くまで前線で精力的に走り回った。

 日本代表に2年10か月ぶりに招集された9月11日のコスタリカ戦で国際Aマッチ初得点を決め、12日のパナマ戦(デンカS)、16日のウルグアイ戦(埼玉)にも呼ばれた。7日のSグラーツ戦後に帰国する予定。「僕は代表でまだ何も残していない。目の前のことに集中したい」と謙虚に話す23歳にブレイクの予感が漂ってきた。

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