リベルタドーレス杯、第2戦決勝はマドリード開催…サポーターが選手バス襲撃で中立地に

スポーツ報知

 南米サッカー連盟などは11月30日(日本時間1日)までに、開催が延期されていたリベルタドーレス杯決勝第2戦をRマドリードの本拠「サンティアゴ・ベルナベウ」で9日に開催すると発表した。

 頂点をかけて争うのは、アルゼンチンの2大クラブ「ボカ・ジュニアーズ」(以下、ボカ)と「リバープレート」(以下、リーベル)。試合は当初先月24日にリーベルのホーム「モヌメンタル」で予定されていたが、リーベルのサポーターがボカの選手バスに投石。乗車していた選手が割れたガラスで負傷する騒ぎがあり、試合が順延されていた。

 両クラブの対決は「スーペル・クラシコ」と呼ばれ、世界で最も激しいダービーとして知られている。リベルタドーレス杯の決勝で対戦するのは史上初めて。ボカのホーム「ラ・ボンボネラ」で行われた第1戦(11日)は2―2の引き分けだった。アウェーゴール方式は採用されていないため、第2戦で勝った方が南米チャンピオンになる。

 この騒動で、機動隊も出動し催涙スプレーで鎮圧を試み、リーベルのサポーター多数が逮捕された。試合を管轄する南米連盟はキックオフ時間変更を2度検討したが、結局翌日開催を発表。しかし当日になってボカ側が選手負傷を主張し、2日連続で試合延期されることになった。新しい日程や開催地について、検討を重ねていた。

 南米の「チャンピオンズ・リーグ」にあたるリベルタドーレス杯決勝の勝者は、鹿島やRマドリードが出場するクラブW杯(12日開幕、UAE)に進出する。

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