カタール・アリ&アフィフのホットライン寸断で日本の優勝近づく

スポーツ報知
カタールのUAE戦での先発布陣

◆アジア杯 ▽決勝 日本―カタール(2月1日・アブダビ)

 サッカー日本代表は2月1日、2大会ぶりのタイトル奪還をかけたアジア杯決勝でカタールと対戦する。30日は決勝が行われるアブダビで練習を開始した。カタールは29日に行われたUAE戦で4―0の圧勝。準々決勝で韓国を破った勢いのまま、元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏(65)が率いるUAEを破り初の決勝進出を決めた。

 データスタジアム株式会社の分析を基にすると、日本が優勝するためのポイントが明確になる。

 カタールは今大会6試合で最も多い16得点。22歳のFWアリは8得点を決め絶好調だが、さらに警戒すべきは同じ22歳のFWアフィフだ。アリの8点のうち、半分の4点をアシスト。さらにアリへのパス数もチームトップだ。準決勝でも、カタール2点目のアリのゴールをお膳立てした。

 アフィフは18歳でA代表デビューし、年代別代表の時から期待された有望株。19歳でS・ヒホンに所属し、同国史上初のスペインリーグプレーヤーとなった。スピードと創造性あるプレーが持ち味で、今大会チーム16得点の半数の8得点をアシストしている。また、ラストパス、スルーパスの総数、ペナルティーエリア進入成功パスなどでも、2位に大きく差をつけてトップ。攻撃のスイッチとなっている。アリとのホットラインを寸断すれば日本の優勝はぐっと近づく。(小又 風花)

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