トルコリーグの熱さはすごい!ガラタサライ長友もびっくり「熱狂サポ」

スポーツ報知

 元日本代表MF香川真司(29)が、ドイツ1部ドルトムントからトルコ1部ベシクタシュに今季終了までの期限付きで移籍することが31日、両クラブから発表された。香川は同日、イスタンブール入りして身体検査を済ませた。昨年11月から目標と公言してきたスペイン移籍は今夏以降に持ち越し、出場機会を求めて移籍を決断。トルコで15回の優勝を誇る強豪で再起を目指す。

 トルコリーグは欧州5大リーグに比べると競技レベルではやや落ちるが、サポーターの熱狂度でいえば、引けを取らないどころか上回る。ガラタサライに所属する長友が「今までのサッカー人生でも感じたことのない熱気」と形容するなど、スタジアムは物々しい雰囲気に包まれる。

 リーグの中心はイスタンブールに本拠を置く香川のベシクタシュ、長友のガラタサライ、フェネルバフチェの3強だ。優勝回数はガラタサライが21回でトップ。フェネルバフチェが19回、ベシクタシュが15回と続く。09―10年シーズンのブルサスポルを除けば、84―85年から30年以上、3強で優勝を分け合っている。

 ベシクタシュにはポルトガル代表FWクアレスマやセルビア代表MFリャイッチが在籍。ガラタサライにはウルグアイ代表GKムスレラ、フェネルバフチェにはアルジェリア代表FWスリマニら代表クラスがそろう。3強同士のダービーでは数え切れないほどの暴力事件が起こっている。

 06―07年にMF稲本潤一がガラタサライ、15―16年にはMF細貝萌がブルサスポル、MF瀬戸貴幸がオスマンルスポルでプレーした。今季は5月5日にガラタサライとベシクタシュが対戦。長友VS香川の日本人ダービーが実現する。

 ◆ベシクタシュ 1903年創立で、本拠地はトルコ・イスタンブール市ベシクタシュ区。愛称は「ブラック・イーグルス」。リーグ優勝15回。トルコ杯優勝9回。欧州CL(前身のUEFAチャンピオンズ杯含む)の常連で86~87年は8強、17~18年は16強。ホームスタジアムはボーダフォン・アリーナ(収容4万1903人)。シェノル・ギュネシュ監督。

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