中島、カタール1部アルドハイル移籍発表で「思う存分楽しみたい」…移籍金は44億円
サッカーのカタール1部アルドハイルは3日(日本時間4日)、ポルトガル1部ポルティモネンセから日本代表MF中島翔哉(24)を獲得したと発表した。
カタールリーグ関係者によると、移籍金は3500万ユーロ(約43億9000万円)で、日本人としては01年に中田英寿がローマからパルマに移籍した時の約32億円を超える史上最高額になった。中島は先月30日にカタール入りし、メディカルチェックなどを受け、正式にサイン。既に合流している。
中島は所属事務所を通じ、「この度、ポルティモネンセからアル・ドゥハイへ移籍することになりました。これからもサッカーを楽しんで、どんどんサッカーが上手くなれるように頑張ります!ポルティモネンセではとても素晴らしい時間を過ごせました。クラブ関係者、スタッフ、チームメイトにとても感謝しています。アル・ドゥハイルでも思う存分楽しみたいと思います!」とコメントした。
中島は17年8月、F東京からポルティモネンセへ期限付き移籍し、29試合10得点をあげる活躍を見せた。完全移籍した今季は昨年12月まで13試合5得点していた。今年、アジア杯を戦った日本代表に選出され、一時はUAE入りしたが、右足ふくらはぎの負傷で今月5日に離脱した。ポルティモネンセでリハビリしていた。
アルドハイルは2連覇しているカタールの強豪。今年からマンチェスターU前監督のモウリーニョ氏の名参謀として知られるポルトガル人のファリア監督(43)が指揮をとる。今冬は大型補強しており、モロッコ代表DFベナティアをユベントスから獲得した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグでは、日本代表DF塩谷司が所属するアルアイン(UAE)と同組に入っており、日本人対決も実現する。また、アルドゥハイルのアルサーニ・オーナーはフランス1部パリSGのオーナでもあり、関係者によると、将来、中島がパリSGに移籍する可能性もあるという。