日本代表MF伊東、ゲンクでのデビュー戦で存在感発揮。チームは大敗もスピードは通用、観客から拍手も

スポーツ報知

 今冬にJ2柏からベルギー1部のゲンクに期限付き移籍した日本代表MF伊東純也(25)が21日、欧州リーグの決勝トーナメント1回戦・スラビア・プラハ戦でデビューを果たした。チームは1―4と敗れてベスト32での敗退が決まったが、伊東は武器のスピードとドリブルを随所に発揮して存在感を示した。

 この試合で右MFとして移籍後初出場初先発した伊東は、臆することなくファーストプレーから果敢にドリブルで縦に仕掛けてDFをかわし、クロスを中央に供給。その後も右サイドからの鋭いクロスで、ホームの観衆から大きな拍手を受けるシーンもあった。しかしチームはGKが負傷交代するなどアクシデントに見舞われ、ミスやセットプレーから4失点を喫した。

 しかし、伊東は少ないチャンスの中で持ち味は発揮した。後半45分には自陣からのロングスルーパスに反応すると、前を走っていた相手DFを一気に振り切る抜群のスピードで抜け出し、右足でループシュート。しかしシュートはポストに嫌われ、初ゴールはならなかった。欧州リーグはここで敗退となったゲンクだが、伊東は現在ベルギー1部で首位を走るリーグ戦での出場、レギュラーポジション獲得にも期待を抱かせるデビュー戦となった。

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