バルサ「クラシコ」87年ぶり勝ち越し 通算96勝51分け95敗

スポーツ報知

◆リーガ・エスパニョーラ バルセロナ1―0Rマドリード(2日、マドリード)

 【マドリード(スペイン)2日=岡野誠子】バルセロナが、敵地でRマドリードとの伝統の一戦「クラシコ」を1―0で制した。前半26分にクロアチア代表MFラキティッチが決勝点。通算成績は96勝51分け95敗となり、87年ぶりに勝ち越した。アラベスの日本代表MF乾貴士は、敵地でのビリャレアル戦に先発し、後半32分に移籍後初得点となる決勝点。2―1で勝利した。

 首位のバルセロナがライバルに引導を渡した。昨年10月28日に本拠で5―1と大勝したのに続き、敵地でも完封勝利。国王杯準決勝も1勝1分けで、今季の直接対決は3勝1分けと圧倒。3位のレアルとの勝ち点差を12に広げた。

 前半26分、味方のパスに抜け出したラキティッチが、飛び出してきたベルギー代表GKクルトワをあざ笑うチップキックでゴールへ流し込んだ。守備陣も、ブラジル代表の18歳FWビニシウスを中心にした相手の攻撃をシャットアウト。2月27日の国王杯準決勝第2戦で3―0で勝利したのに続き、ライバルのホームで4日間で2勝を挙げた。

 殊勲のラキティッチは「ここで勝つのは、とてもうれしいし、誇りを持てる。僕たちは重要な一歩を進めた。今日はバルサ・ファンと一緒に楽しめた」と胸を張った。昨季に続く連覇へ視界は良好だ。

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