向上していく本田圭佑を見せていきたい…OA枠で東京五輪目指す本田に聞く

スポーツ報知
前半、広島・東(手前)と競り合い倒れた本田

◆アジア・チャンピオンズリーグ2019 ▽1次リーグF組 広島2―1メルボルンV(12日・広島広域公園陸上競技場)

 MF本田圭佑(32)のメルボルンVは1―2で広島に敗れ、2連敗を喫した。1点を追う後半26分、本田が一時同点となるゴールを決めたが、後半41分に決勝点を許した。クラブでの国内公式戦は、名古屋時代の07年12月以来となった本田。オーバーエージ(OA)で2020年東京五輪出場を目指す。

 ―五輪出場に向けて。

 「まだまだ成長できる。現状維持ではなく、向上していく本田圭佑を見せていきたい」

 ―Jクラブの印象。

 「俺がいた時から変わっていないという印象。相手の嫌なことをするDF(が少ない)とか、戦術的に成熟していない印象が強い。つなぎたいというのは分かるんですけど、DFで色を出すチームがもうちょっと増えれば。DFで色を出すということは攻撃で色を出せない可能性がある。でも、そこに挑戦しないと、1歩2歩3歩、次元の違う選手になっていけない」

 ―国内若手の方向性。

 「日本がドイツのリーグみたいに(海外)移籍することなく、自国でやっていても十分、W杯優勝を目指していけるみたいなリーグになるには、まだ時間がかかる。まだまだ海外で経験を積んだ方が選手としては伸びるでしょう」

 ◆東京五輪オーバーエージ(OA) 森保一監督はU―23日本代表で臨む東京五輪で、最大3枠あるOAの活用を明言。MF本田、DF長友佑都(32)=ガラタサライ=、DF槙野智章(31)=浦和=、FW武藤嘉紀(26)=ニューカッスル=らが立候補し、FW大迫勇也(28)=ブレーメン=も有力候補。00年シドニー、12年ロンドン、16年リオで3枠、04年アテネは2枠使用。08年北京は活用していない。これまでの最年長は16年リオの浦和FW興梠慎三の30歳。東京五輪を34歳で迎える本田が選ばれれば、記録を更新する。

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