本田、8強狙ってるから次で決める「弱点見つけている」

2018年6月23日6時0分  スポーツ報知
  • セネガルとの決戦の地となるエカテリンブルクの選手宿舎に到着した本田(カメラ・竜田 卓)
  • 決勝トーナメントの組み合わせ

 日本代表は22日、ロシアW杯ベースキャンプ地カザンで、24日のセネガル戦に向けた練習を冒頭15分だけ公開して行った。両足打撲で別メニュー調整だったMF本田圭佑(32)=パチューカ=はこの日から完全合流。勝てば2大会ぶり3度目の決勝トーナメント(T)進出確定となる可能性がある中で、本田は史上初の8強入り以上を狙うためにも次で決めるべきと力説。2大会連続得点中のアフリカ勢の弱点も分かっていると自信を示した。代表は練習後、チャーター機でセネガル戦が行われるエカテリンブルクに入った。

 本田が豪語した。「問題ない。大したことない」。右太ももの打撲に加え、左膝内側の打撲で2日間別メニュー調整していたが、セネガル戦に向けた戦術練習が始まったこの日から完全合流した。「まだ2日あります。いい準備をしっかりしたい」。2試合連続ベンチスタートが濃厚。限られた時間で結果を残すため、臨戦態勢に入った。

 コンディションも向上し、頭も研ぎ澄まされてきた。セネガルに勝ち、コロンビアがポーランド戦に勝つか引き分けなら、日本代表は2大会ぶり3度目の決勝T進出が決まる。「セネガル戦で決めるという思いを持たないといけない」。単なる根性論ではない。初出場した10年南アフリカ大会の教訓を生かすためだった。

 南ア大会は1次L初戦のカメルーン戦で白星発進したが、2戦目のオランダ戦を落として、3戦目のデンマーク戦に勝って16強入りを決めた。決勝T1回戦のパラグアイ戦は延長戦でも決着がつかず、PK戦で敗退した。

 「2戦目に決められなかった時の3戦目の消耗具合もあり、そこでもし(1次Lを)突破できたとしても、ベスト8をかけた戦いに、ものすごく消耗した状態で挑んだ経験がある。理想論は2戦目で決める。それが本当の意味で上を目指すことができる戦略を立てられる状態なのかなと思います」

 セネガルに勝てば、決勝T進出はほぼ手中に収めることができ、決勝T初戦に向けた調整もできる。引き分け以下だと、中3日で臨む1次L最終戦のポーランド戦に全力集中しなければならず、肉体的にも精神的にも追い込まれる。史上初の8強以上を狙うなら、セネガル戦の勝利が理想だ。

 アフリカキラーの自信だった。10年南アフリカ大会のカメルーン戦、14年ブラジル大会のコートジボワール戦で1得点ずつ記録。国際Aマッチで、アフリカ勢に11試合6得点している。セネガルも「いくつか弱点を見つけていて、そこをどう突けるかだと思う」。例えば、集中力が切れる瞬間、ボールウォッチャーになる選手がいるという。「アフリカ勢チームが解決できていない弱点の一つ」。この日、PKを2本蹴って練習を終えた。3大会連続アフリカ勢からゴールを奪い、決勝T進出を決めるイメージはできている。(羽田 智之)

 ◆2010年南アフリカW杯VTR

 ▼6月14日・1次リーグ(L)初戦 1●0カメルーン(ブルームフォンテーン) 前半39分にMF松井(グルノーブル)からの右クロスでFW本田が決勝点。その1点を守り切り、白星スタートとなった。

 ▼同19日・1次L第2戦 0〇1オランダ(ダーバン) 後半8分にMFスナイデルに強烈なシュートを決められ、失点。後半途中からMF中村俊(横浜M)、FW玉田(名古屋)、岡崎(清水)を投入も逃げ切られた。

 ▼同24日・1次L第3戦 3●1デンマーク(ルステンブルク) 前半17分にFW本田が約30メートルの無回転FKを決めて先制。同30分にもMF遠藤(G大阪)が直接FKで加点。後半42分には途中出場のFW岡崎がダメ押しした。

 ▼同29日・決勝トーナメント1回戦 0★0(PK3―5)パラグアイ(プレトリア) 一進一退の攻防が続き、勝負は延長戦でも両者得点できず、PK戦に突入。日本は3人目のキッカーDF駒野(磐田)のシュートがクロスバーにはじかれた。先攻のパラグアイは5人全員が決め、日本は16強止まりとなった。

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