ベルギー、決勝進出の夢絶たれる GKクルトワはフランス批判「サッカー界の恥だ」

2018年7月12日4時12分  スポーツ報知
  • 決勝進出を逃し、肩を落とすベルギーの(左から)E・アザール、1人おいてデブルイネらイレブン(カメラ・竜田 卓)

 ◆W杯ロシア大会▽準決勝 フランス1―0ベルギー(10日・サンクトペテルブルク)

 ベルギー史上初となる決勝進出の夢は、またもかなわなかった。6試合目で初めて無得点で敗れたイレブンの怒りの矛先はフランスに向いた。地元テレビ局の取材に応じた守護神クルトワは「すごくいらだつ試合。フランスは全くプレーしてなかった。彼らのゴールから40メートルのところで11人で守っていた。サッカー界の恥だ」と吐き捨てた。

 ロベルト・マルティネス監督(44)は守備時には4―3―3、ボールを持てば3―6―1になる可変システムを採用。序盤からFWのE・アザールと司令塔のMFデブルイネを中心に押し込むことに成功。だがフランスの厚い壁を破れず、今大会最多14得点をたたき出した攻撃陣は不発に終わった。デブルイネは「両チームの差はたった一つのCKだけだった」と悔しさをかみ殺した。

 イングランド・プレミアリーグで活躍するスター選手をそろえた黄金世代。W杯史上初の“外国人監督”での優勝を目指したマルティネス監督は「更衣室は悲しみに包まれている」と選手の落胆を代弁した。ベルギーの過去最高成績は、1986年メキシコ大会の4位。14日の3位決定戦に勝てば、同国史上最高成績となる。指揮官は「重要な試合だと理解しなければ」と気持ちの切り替えを促した。

 ○…ベルギーのコーチとして4強入りに貢献した元フランス代表FWアンリ氏は自チームの選手をねぎらった後、フランスの選手やかつての同僚デシャン監督と抱き合うと、複雑な表情のままピッチを後にした。W杯では優勝した1998年など4大会でプレー。2年前にコーチに就き、豊富な経験を伝えてきた。マルティネス監督は「重圧のかかる状況で選手がどう感じるかを知っていて、的確な助言ができる」と信頼を置いていたが、ベルギー初優勝への望みは自身の母国に絶たれた。

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