イングランド「力の差」進歩へ敗因見つめ直せ…ESPNオグディン記者

2018年7月16日7時0分  スポーツ報知

 主力の力の差。それが今回のW杯の教訓。4強に駒を進めながらも、3位決定戦で負けるということはW杯で2連敗を喫するということになる。その理不尽な運命がサンクトペテルブルクで待ち受けていたのは、ベルギーに0―2で敗れたイングランドだった。

 今大会、サウスゲイト監督が率いた若きイングランドは、ピッチ上はもちろん、ピッチ外でも信じられないほど素晴らしい働きをした。彼らは英国サッカーに新たなプライドを吹き込み、代表チームにファンを引き戻した。中でも最も重要だったのは、彼らが挑戦者のひたむきな姿勢を見せたことである。

 ところが3位決定戦に負けたことで、W杯3敗という結果とともに彼らはイングランド中部のバーミンガムに降り立つことになった。今大会で6ゴールを決め、得点王がほぼ確実になっているハリー・ケインだが、この試合では1次リーグで見せたゴールマシンっぷりは影を潜め、決定機を逃した。

 進歩を望むなら、ベルギー、そしてクロアチアに及ばなかった敗因をしっかり見つめ直すことが不可欠だ。ロシアで勝ち進んだことで、自信はつけた。しかし、モドリッチ、ラキティッチのクロアチア、またはE・アザール、デブルイネ、ルカクが活躍したベルギーとの「差」は明らかに存在した。

 イングランドはこれからのチーム。ケインを始めとするスター候補は、経験を積むことでもっと強くなれる。その飛躍の土台を今回のW杯としなければならない。

 ◆マーク・オグディン 1974年10月10日、英国マンチェスター近郊のバリー生まれ。43歳。通信社勤務を経て、2009年から英高級紙「デイリー・テレグラフ」のマンチェスターU(マンU)担当。現在は「ESPN」に勤務。マンUのファーガソン監督勇退のスクープで、13年英スポーツライター・オブ・ザ・イヤー受賞。イングランド代表担当として10年南アフリカ、14年ブラジル大会などを現地取材。

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