東海大仰星・湯浅監督、練習最後にカミナリ「色気出すな」

2018年1月8日9時0分  スポーツ報知
  • 険しい表情の東海大仰星・湯浅監督(左)

 ◆第97回全国高校ラグビー ▽決勝 大阪桐蔭―東海大仰星(8日・花園ラグビー場)

 19大会ぶりとなる大阪勢同士の決勝で、2年ぶり5度目の優勝を狙う東海大仰星は7日、枚方市内の同校で最終調整。決勝前日の練習打ち上げ時に湯浅大智監督(36)からカミナリを落とされ、センター長田智希主将(3年)は気持ちの切り替えを誓った。初優勝のかかる大阪桐蔭は東大阪市内で調整し、ウィング美登路(みとろ)渡(3年)が右肩痛で欠場する可能性が出てきた。

 高校日本一を目前にした東海大仰星の選手たちに突然、カミナリが落とされた。「(花園決勝で敗れた)1年前から何も成長してないな!」。湯浅監督の厳しい声を浴びたのはバックス陣だ。決勝前日の練習の最後に約20分間、懇々と説教を受けた。

 同校では試合前日の恒例として、全員が見守る中でプレースキックを蹴って、練習を締めくくる。この日は高校日本代表候補ウィング河瀬諒介(3年)が左スミからH型ポールの中央を狙ったが失敗した。指揮官はキックの成否よりも、士気を高める“儀式”で中央から確実に決めようとしない河瀬と、それを指摘しない部員の姿勢を問題視した。

 1999年度の花園初V時の主将で、V3とV4に導いた湯浅監督は「基本の徹底」を重要視するだけに、「色気を出さなくていい」と叱った。河瀬は「自分が甘かった」と反省。指揮官は「ここで言っておかないと。『湯浅(監督)にこれ以上言わさないでおこう』と、なれるかどうか。これでシュンとなるならそこまでのチーム」と、あえて突き放した。

 暗いムードで練習は終わったが、河瀬は「気持ちを切り替える。試合ではトライを取り切り、全てのキックを決めたい」と前を向いた。「グラウンドで戦うのは僕たち。しっかりミーティングして立て直す」と長田主将。湯浅監督の“ショック療法”に応えて、優勝旗を奪回する。

(田村 龍一)

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