卓球・日本リーグにパラ選手が初の団体戦メンバー入り、出番なしも「チームに貢献したい」

2018年5月14日22時49分  スポーツ報知
  • 岩渕幸洋

 卓球の日本リーグ前期大会で、昨季年間王者の協和発酵キリンが東京・板橋区で初戦となるホームマッチに臨み、原田鋼業を3―1で下した。2016年リオデジャネイロ・パラリンピック立位「クラス9」代表の岩渕幸洋(23)も入社2年目で初の団体戦メンバー入りを果たした。

 岩渕は昨季もベンチメンバーで登録はされていたが、オーダー表に載るのはこの日が初めて。5番手にエントリーされ、「名前を書かれるだけで緊張感がだいぶ違うなと感じた」と緊張の面持ちで出番に備えた。試合は2―1で迎えた4番手で平野友樹が勝利。先に3勝したチームが勝利となるため、出番は巡ってこなかったが「何よりも4番で勝ってくれて良かったと思います」と白星発進を喜んだ。

 1977年から行われている日本リーグで、パラ選手の出場は過去に例がないという。歴史的なデビューは次戦以降に持ち越しとなったが、「パラの試合だけでなく、健常者相手にどうやって戦うかを今まで以上に意識している」と、日々の練習にもこれまで以上に熱が入っている。

 前期は18日の日鉄住金物流とのアウェーマッチ、30日~6月3日の高知大会と試合が続く。「僕が出る時もあると思う。そこに向けて、どれだけいい準備ができるか。(日本リーグは)本当にレベルが高いと思いますが、いい試合をしてチームに貢献したい。目標は1勝」と意気込んだ。

 協和発酵キリンは年間王者を決める「ファイナル4」で2連覇中の強豪だが、主力だった上田仁、吉田雅己がプロ転向のために退社。森本耕平が引退し、今季は部員4人と少人数で活動している。主将の松平賢二は試合後、ホームマッチに駆け付けた観衆の前でマイクを握り、「4人という人数を感じないぐらいのたくさんの声援をいただいた」と感謝。V3に向け「4人で苦しい試合が続いていくと思いますが、みなさんや会社の支援があって、自分たちがあると思う。これからもご声援よろしくお願いします」と呼びかけた。

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