日大・宮川泰介選手の会見…特例の弁護士同席

スポーツ報知
会見する日大アメフト部の宮川泰介部員(カメラ・池内 雅彦)

 アメリカンフットボールの定期戦(6日・東京)での日大選手による悪質タックルで関西学院大QB選手が負傷した問題で、当該選手である日大の宮川泰介選手が22日、都内の日本記者クラブで会見を行った。

 日本記者クラブによれば、会見は宮川選手から代理人を通じ、同クラブで行いたい要望があったという。代理人として西畠正、薬師寺孝亮の両弁護士が同席する形で始まったが、司会者は「弁護士同伴の要望があった場合、(日本記者クラブは)壇上での同席は断っていた。今回は会見者が20歳になったばかりの学生であり、今後の責任などを考えて特例で認めた」と異例の措置だったと説明した。

 また、会見は本人が名前と顔を出す形で行われた。このことについて、代理人側は「このような形で、20歳を過ぎたばかりの未成年に近い方が顔を出すリスクは、私どもも承知している。ご本人にもお話をしました」と説明。「ご本人、ご両親ともこの会見が事実についてつまびらかにするだけでなく、被害選手とそのご家族、関西学院大学アメリカンフットボールへの謝罪の意味がある。『顔を出さないで何が謝罪だ』ということ」と本人の決意の表れだと明かした。

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