石川佳純、オーストラリアOPから帰国「内容は今までよりも良かった」

スポーツ報知
石川佳純

 卓球女子世界ランク4位の石川佳純(25)=全農=が30日、ワールドツアーのオーストラリア・オープン(OP)から成田空港に帰国した。ツアーで最も格付けの高いプラチナ大会で2週続けて4強入り。準決勝では世界女王の丁寧(中国)に0―4で敗れたが「ゲームは取れなかったけど、もっともっと伸ばしたいところがすごく分かった。内容は今までよりも良かったなっていう感じはしてます」と振り返った。

 特に手応えがあったのは「今まではバック対バックで点数取れることがほとんどなかった」と課題としてきたバックハンドだった。「バックハンドでも点数を取りに行けるプレーを意識してやってきて、準決勝はバック対バックで得点できた部分も多かった。得点できるプレーが前よりは増えてきた。自分の成長は少し感じられました」とうなずいた。

 今大会は珍しい勝ち上がりにもなった。1回戦は安藤みなみ(専大)、2回戦は芝田沙季(ミキハウス)、準々決勝は佐藤瞳(ミキハウス)と、3試合続けて日本勢との対戦に。それだけ予選を突破する選手が多くなり、底上げがされている証明でもあるが「今は日本のレベルも高いので、ワールドツアーで同士打ちは良くあるんですけど、(3連続は)なかなかないですよね」と驚いていた。

 冬の南半球での試合を終えての帰国。「(オーストラリアは)結構寒かったです。帰ってきて日本の暑さにびっくりしてます」と笑ったが、来月14日からはブルガリアOP、チェコOPと再び連戦が待っている。「プラチナでいいプレーができたのは良かったし、目標としてたところ(4強)まではいけたので、次はもっと勝てるようにしたい。レベルアップはできていると思うので、それが結果につながるように一歩一歩、頑張っていきたい」と力を込めた。

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