バド桃田 超えた3年前の自分 圧勝で日本男子初の世界選手権金メダルへ王手

スポーツ報知

 ◆バドミントン 世界選手権 第6日(4日、中国・南京)

 男子シングルス準決勝で、第6シードの桃田賢斗(23)=NTT東日本=が、リュー・ダーレン(マレーシア)を21―16、21―5のストレートで下し、同種目の日本勢で史上初となる決勝進出を決めた。

 「誰が相手でもベストのパフォーマンスを出すだけ。最大限を出せるように、気持ちを整えたい」。桃田は大一番でも涼しい顔をして、好打を丁寧に集めていった。第1ゲームは、13―12から相手のチャレンジ成功で同点とされると、すかさずギアを上げて4連続得点で突き放した。第2ゲームも1―3から9連続得点。11―5からは1点も失わずに、リューを一蹴した。15年大会、シン龍(中国)に敗れて閉ざされたファイナリストの扉を、満を持して開いて見せた。

 5日の決勝では、地元勢で第3シードの石宇奇(22)=中国=が立ちはだかる。国際大会では1度だけ対戦。日本勢初優勝を飾った4月のアジア選手権(中国・武漢)2回戦で、フルセットの末に下した。同世代で、20年東京五輪でも必ず壁となるライバル。悲願の金メダルへ、あと1勝を無心でつかみにいく。

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